紙一重！？

おかしかったのは自分と気付いてから、母や看護師さんに確認してみたら
母は「おかしなことばかり言うから、気が変になったと思ってたぁ　怖かったよ」
看護師さんは「違うと否定すると戻って来れなくなるから話をあわせてたの」
そうなんだって！幻覚が見えてるときに否定すると、正気に戻れないんだって！
狂気と正気って紙一重…怖い　戻れてよかったのでした

なんでこんな症状が出たのかと言うと、急性腎不全で腎臓が動かない間に、
普通は尿に排出される毒素が出ていけなくて脳に入り込み、意識障害を
引き起こしたそうです。腎臓ってホント大事なんだね～

こうして初めての透析は、生死を彷徨ってて意識の無いままに始まり、
４回受けた時点で機能が戻ったため終止符を打つのでした。
細胞の潰れた腎臓の寿命が１０年程で来るまで…

これってもしかして…

変な病院に入院して、数週間。相変わらず天井には文字があって、ボタンはゾウで、
人形もあるし、隣のﾋﾞﾙの屋上にはロボット。
これって本当かな
集中治療室とはいえ、小児科なら子供が来るはずだよなぁ～
今の状況はおかしいかも…おかしい…おかしい…うう～ん、もしかしておかしいのは私
そう思って、よ～くよ～くよ～くボタンを見ると……普通の三角のレバーが見えた
え゛ーーーっまさか

慌てて天井を見たら、文字なんてない！向いのベッドに人形もない！屋上にロボットなんてない！
ない・ない・ない　なんにもない！
あるのは天井に等間隔にある穴、２個並んだ酸素吸入のキャップ、屋上の緑色のフェンス！
あんなにハッキリ見えていたのに、ぜ～んぶ幻だったぁ

ロボット！？

集中治療室は普通の病室と違ってＴＶもなんにもなくて、ベッドの上だけがテリトリー。
毎日外を見てたり、ゲームしたり、おしゃべりしたり…

ベッドに寝て、ぼぉ～っと天井を見ていたら、天井に文字が書いてる
浴衣とかによく筆字で「いろはにほへと…」とか続け字で書いてるでしょう？あんなの。
なんで天井に字が書いてるのかな～変な病院。
しかも、点滴の機械の高さ調節レバーが「水色のゾウ」と「白い犬」
向いのベッドの壁には人形が２体置いてあるし、小児科だったのかな～？
変な病院に入っちゃった

ある日、窓の外を見てたら、隣のビルの屋上に誰かが大きな緑色のものを運んできた！
よ～く見ると、ロボット腕を横に開いて「Ｔ字」みたいにセットしてどこかに行っちゃった。
なにかな～と思って、そばに居た母と看護師さんに聞いたら、
「あそこは幼稚園があるから、遊び道具に持って来たのかな～」とのこと。
そうなんだぁってなっとくしてました。
でも、１週間経っても園児の姿がないの…
これってなに

生きてた！？

突然の「急性腎不全」に、救急で運ばれ「今夜がヤマです」と、言われた翌朝５時。
電話の音が聞こえたと思ったら「もう大丈夫です！」との声が
生きてたーーーっ
点滴で入れた抗生物質が効いて、一命を取り留めましたぁ
腎臓のほうも、計４回の透析により動きが戻ってきたーーーっ
一晩中ガッツポーズで「がんばろう」って励まし続けてくれたお医者さんに感謝ですっ

こんなことになった原因は、この後、腎生検や膀胱のあらゆる検査をしたけど見つからなかったの
たぶん、腎臓内に何かウイルスが進入して暴れたのでしょうって
ウイルスは抗生物質で完全にやっつけてしまったそうです。

前日まで超元気だったのに…こんなことってあるんですね～
結果的に腎臓の細胞は３分の２潰れてしまったけど、腎機能が戻ってきたのでよかったｘ２

その後、集中治療室での生活は１ヶ月以上続き、その間、２４時間点滴を毎日５本。
行動範囲はベッドの上だけの日々。
そこで見たものとは……それはまたのお楽しみ

初めての透析

秋の行楽シーズン。サイクルスポーツセンターに行って超元気に遊んで帰った夜、体調急変

夜中に突然歯がガタガタ・・・・・と鳴るくらいの寒気がして止まらなくなったの
熱を測ると４０度　すぐに解熱剤を飲んだので、しばらくして３８度くらいまで下がったけど、食べ物はもちろん紅茶を飲んでも吐く始末。ぐったりして動けなくなり、入院となりました。
入院して、抗生物質や栄養分等の２４時間の点滴を行なったけど、全く腎臓が動いていないことがわかって腎臓専門に転院。救急で運ばれ、そのまま集中治療室に。
医師と１０名程の看護師さんに囲まれ、意識が朦朧とする中、体が持ち上げられたと思ったら背中に板が挿入されその場でレントゲン撮影。その後、血圧測定・ＣＴ・エコー・点滴などなどあらゆる検査をして、気付けば鎖骨から動脈へ穿刺して透析が行なわれていましたぁ
これが人生初の透析です。生死をさまよっていたので残念ながらあまり覚えていましぇん…。
ただ、このとき「今夜がヤマです。」と親族が呼ばれていたことだけは覚えているんですね

未熟者…

なんとまぁ次の日からお休みしてしまったぁ未熟すぎる…

みゅうたろうは、未熟児で産まれました。ちょうど１ヶ月早く。
たぶん、その１ヶ月の間に「腎臓」が出来上がる予定だったのかなぁ～
小さな頃から、扁桃腺の熱がよく出て、尿検査では毎回必ず潜血でひっかかるというかなり病弱な子でした。
それでも、元気に中学校では剣道部なんぞに所属して、冬でも裸足で頑張った時期もあったんだけど…。
高校１年生の秋に急性腎炎になって、高熱とコーラのような尿が続き、絶対安静に。
（血尿って本当にコーラとそっくりなんだよーっ）
留年ギリギリで復活し、学生生活を送るも、就職してすぐに再発。
なんどもこんなことを繰り返し、気付けば慢性腎炎になっていました
日常的にはもう慣れたものなので、特に問題なく数年が経ったとき、ドッカ～ンとそれはやってきたのでした
それはまた

はじまりはじまり・・・

初ブログですまだ使い方がよくわからないのでうまく更新できるのか
慣れるまで毎日は無理だと思うのですが、楽しく頑張りま～す

私と腎臓(って友達か知り合いのようですが…)の付き合いは長く、
たぶん未熟児だったため、産まれたときからの欠陥商品。
小学校の時から毎回検査で引っかかり、修学旅行等も医師の許可が必要でした
あれから○○年。さまざまなことがあり、とうとう腎臓が疲れ果てて動かなくなってしまいました
つまり透析導入です。
死に掛けて幻覚症状を見たことがあったり、普通の人とは少し違う私の日々をブログに残せたらと思います。